「由紀乃も一緒に行く?!」
突然話しかけてきた未来。
「そーだね。
女の子1人じゃ心配だし、由紀乃も行ったら?」
なぜかそれに賛成したママ。
行くか迷った末に。
ってゆーより、
最初から行きたい
とか考えてたんだけど。
悩んだふりして、
あたしは
「行く〜」
それだけ答えた。
集合場所の
空き地っぽい場所までは、車で移動。
車の中では、未来が楽しそうに話をする。
「巳波、可愛いよ!
優より身長低いもん」
「そーなの?」
「うん。
たれ目だしね」
楽しそうに話す未来の笑顔が、
すごく幸せそう。
少しずつ移り変わる車窓。
人の感情も、
この景色みたいに少しずつ変わるのかなぁ。
良い意味でも、
悪い意味でも。
「着いたよー」
数分後、目的地到着。
他のみんなは、もう集まって
花火真っ最中。
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