優と夜中まで電話で話した日。 未来に告った理由を聞いた日。 あたしは優にお願いしたんだ。 「あたしが高校行っても、ずっと弟みたいな存在でいてくれる?」 「うん」 あたしにとって優は、本当の弟みたいで。 「よく分かんないけど、 優は、あたしにとって大切、っていうか、 特別っていうか…… 大好きなんだけど、恋愛感情じゃなくて家族みたいな感じで……」 「分かるよ。 優も、そんな感じだもん」 「うん、ありがと」 優も同じ気持ちでいてくれてた。 なんだか嬉しい。 ありがと優。 .