目を瞑ったまま話さなかった
京ちゃんが目をゆっくりと開ける。
その目はいつもの目とは違うように見えた。
京「見て!この星空!すごく綺麗。」
広「うん。綺麗だな。」
陸「俺らももうすぐ卒業かー。」
諒「じゃあみんなでこの空を見るのも
もうすぐ終わりか。」
広「そうだね。」
真剣に演技をしてる4人。
すごい…京ちゃんセリフ覚えてる。
「どうして?あの短時間で
台本…覚えてるの?」
連嬢さんがポツリと呟く。
京「嫌だなー別れたくないな。」
陸「仕方ないよ。」
京「そうだけど…なんでお別れって
あるんだろう。」
諒「それは人と出会うためじゃない?
別れと出会いは紙一重だから。」
陸「へー豆知識的な?」



