「モモはだめだぞ。

一樹から預かってんだから
お前ら、それ以上近づくなよ。

この前、公園でモモに声かけた奴ら
みんな一樹にボコられてたぞ。」



「うわっ、こわっ。」



冗談半分に肩をすくめて、
笑いながら蒼介さんの友達は
去っていった。



お兄ちゃんがだれかを叩くところなんて
想像できない。


蒼介さんの友達が去って行くと、
蒼介さんに聞いてみた。