「よ、モモ。」 制服の裾をヒラヒラさせて、 蒼介さんが手をあげる。 「…おはよう…ござい…ます。」 蒼介さんの後に着いて 自宅から駅までの道を歩きながら 恐る恐る聞いてみる。 「あの、蒼介さんは こんなに朝、早い時間に大丈夫ですか? 放課後も予定とか、 あるんじゃないかなと思って。 蒼介さん忙しいようなら、 私、一人でも全然大丈夫なので…」 しどろもどろに、 でも、 せっかく迎えに来てくれた蒼介さんに 失礼にならないように なんとか伝える。