「わかったわかった。
わかったから、落ち着け、モモ。
蒼介さ、ほら、わりとインパクトあるし
顔立ちも綺麗で目立つからさ。
あいつがモモと登下校してんの見たら
諦めんじゃねーかなと思うんだよ。
あいつの存在感、なかなかすごいだろ?
もちろん俺もバイトの休みがとれたら、
ちゃんとお前のこと
送迎するつもりだけど、
俺たちが兄妹だってことは
いずれバレんだろうしな」
お兄ちゃんは私の話も聞かずに
話し続ける。
「あー、絶対大丈夫だとは思うけど、
万が一、万が一な、
蒼介に触られそうになったり
変なことされそうになったりしたら
すぐお兄ちゃんに言うんだぞ」
……???
「あいつ、女には不自由してないし
年上にしか興味ないから
絶対に、大丈夫だとは思うけど…
ま、あいつも男だしな。わかったな?」



