コンコン、とノックして
お兄ちゃんの部屋に入る。
すると、お兄ちゃんのにおいではない
なにか、別の香りがする。
私の様子に気づいたのか、
お兄ちゃんがクンクンと
Tシャツのにおいをかぐ。
「やっぱ、匂いってつくんだな。
もう親にもバレてんのかもな」
軽くため息をついたお兄ちゃんは
着ていたTシャツを脱ぎはじめた。
「お兄ちゃん、
どこでアルバイトしてるの?」
「駅前のカラオケ。
酒だしてるしタバコ吸う客もいるから、
やっぱ、匂いがうつるよな。」
そう言って
顔を少ししかめたお兄ちゃんは
脱いだTシャツをくるくると丸めて
部屋の隅に放り投げた。
「それより、どうした、モモ?
ストーカーは大丈夫か?」
「あのね、お兄ちゃん、
そのことなんだけど……
あの、やっぱり、
お兄ちゃんの友達に送ってもらうのは
ちょっとどうかなと思って。
さすがに申し訳ないし、
お兄ちゃんの友達でも、
私にとっては、全然知らない人だし。
それに、あの…
…やっぱり、少し怖いし。
私もお兄ちゃんと同じ時間に
家を出るようにするし、
帰りもなるべく学校の友達と
帰ってくる。
ストーカーって言っても
メールだけだし、
蒼介さんに送ってもらわなくても
大丈夫だと思うの」
お兄ちゃんの部屋に入る。
すると、お兄ちゃんのにおいではない
なにか、別の香りがする。
私の様子に気づいたのか、
お兄ちゃんがクンクンと
Tシャツのにおいをかぐ。
「やっぱ、匂いってつくんだな。
もう親にもバレてんのかもな」
軽くため息をついたお兄ちゃんは
着ていたTシャツを脱ぎはじめた。
「お兄ちゃん、
どこでアルバイトしてるの?」
「駅前のカラオケ。
酒だしてるしタバコ吸う客もいるから、
やっぱ、匂いがうつるよな。」
そう言って
顔を少ししかめたお兄ちゃんは
脱いだTシャツをくるくると丸めて
部屋の隅に放り投げた。
「それより、どうした、モモ?
ストーカーは大丈夫か?」
「あのね、お兄ちゃん、
そのことなんだけど……
あの、やっぱり、
お兄ちゃんの友達に送ってもらうのは
ちょっとどうかなと思って。
さすがに申し訳ないし、
お兄ちゃんの友達でも、
私にとっては、全然知らない人だし。
それに、あの…
…やっぱり、少し怖いし。
私もお兄ちゃんと同じ時間に
家を出るようにするし、
帰りもなるべく学校の友達と
帰ってくる。
ストーカーって言っても
メールだけだし、
蒼介さんに送ってもらわなくても
大丈夫だと思うの」



