獣系男子×子羊ちゃん

「うちの親は毎月きてるよ。」



穏やかな表情で蒼介さんが続ける。



「うちの両親さ、離婚したんだよ。
望が死んですぐに。

きっと、望の死に耐えることが
できなかったんだと思う。

望が死んでしばらくするとさ
親父もお袋も
狂ったように
仕事に没頭するようになってさ。

別にけんかとかしてたわけじゃ
ないんだけど

気づいたら離婚してた。

今はお互い
それでよかったって言ってるよ。」



蒼介さんの手は
大きくて温かくて、

蒼介さんの話をこうして聞きながら

繋いだ手を
このままずうっと
離さないでいられたらいいと思った。