「お、お兄ちゃんにあ、会いたいよ。 どうしよう、蒼介さん…どうしよう…」 どうしようもない不安に襲われて ただ泣きじゃくることしかできない。 お兄ちゃんに… お兄ちゃんに会いたい。 「大丈夫だから、泣き止めモモ。 たった一日帰らないくらいで、 心配すんな。 んなの、男ならよくあることだから。 な、一樹、絶対帰ってくるから、 そんなに心配すんな」 自分に言い聞かせるように、 そう言った蒼介さんは、 突然、 泣きじゃくる私を 力強く 抱きしめた。