「そういえば、昨日…」
先に昨日のことに触れたのは
モモだった。
「昨日、蒼介さんホームで見かけたの。
うちの学校の先輩と一緒だったね。
私ね、あの時……」
あまりに自然に話すモモに苛立ち
最後までモモの話を聞かずに、
言葉を遮った。
「あー、お前の学校の2年つってた。
なんかすげえ遊び慣れてる
感じだったよ。
お前の学校、
お嬢様学校かと思ってたけど
全然違うのな。
お前もさ、俺の前では
男苦手です、みたいな顔してるけど
俺が知らないだけで
意外とうまくやってんのかもな。
あのストーカーだって
ホントは合コンで会った…とか
昔、つきあってたとか、
そんなんだったりしてな。」
思ってもいない言葉が
次から次へとでてきて、
止めることができない。
目の前で固まっているモモから
冷たく目を背ける。
モモを傷つけたいわけじゃなかった。



