蒼介さんが私に向ける

嘘のない優しいまなざしも、
愛しさにあふれるしぐさも、

どれも、本物だった。


そう。


そのどれもが、
私に投影された
蒼介さんの妹さんに向けられた

まっすぐな想いだったんだ。



それを私が勝手に勘違いして
浮かれてしまっただけ…。