みんなで駅に向かう道すがら、
由梨ちゃんはずっと電話をしていた。


彼氏かな?と思っていると、
由梨ちゃんが電話を切って
ニッコリ笑った。


「モモ、喜べ!
早速、合コン企画しました!」


ええっ?!


「名づけて、モモの免疫回復合コン!」


「うわぁ!さすが由梨!
仕事早い!できる女は違う!」


りなちゃんたちが盛り上がっている。


「相手は名門K高校の1年生。
お医者様を父にもつモモに
ふさわしい相手を
探してまいりました!」


「キャー!さすが由梨ー!」


みんな、すごく盛り上がってる。


ど、どうしよう。
今さら行きなくないなんて、

とても言えなくなってしまった。