獣系男子×子羊ちゃん

窓の外をちらりとみつめた蒼介さんは
わたしの頬から手を離さずに

ガラス張りの窓を背にした私の肩を
もう片方の手で、ぐいっと掴んだ。



「恥ずかしいなら、
目、つぶっとけ。」



そう言って、
ゆっくり…ゆっくりと、

あと数センチというところまで

顔をななめに近づけてきた。



目をつぶる余裕が、なかった。


軽く目をつぶった蒼介さんの美しさに
息を飲む。


蒼介さんの前髪が頬に触れる。



これって…?


もしか…して…




蒼介さんの唇が私の唇に
重なる寸前…



「う、うわぁっ!」



と思った瞬間、
ふっと目の前が明るくなった。