獣系男子×子羊ちゃん

そう言うと、
蒼介さんはすごく驚いた顔をして
泣きそうになっている私を見つめた。



「…ごめん、モモ。調子に乗った。
悪かった。」


そう言って、体を離すと
カタカタと
イスをもとの場所にもどした。



「ごめんな、モモ。」



蒼介さんが悪いわけでもないのに、
むしろ、
蒼介さんは私のために
協力してくれていたのに。


私、本当にダメダメだ。



「本当にごめんなさい。
ごめんなさい。ごめんなさい。」



いつも、これ以上ないほど
優しくしてくれるのに。



「時間つくって一緒に来てくれたのに
本当にごめんなさい。」


笑ってやり過ごせない自分が
情けなくて、

堪えていた涙が

ポロリと零れた。




「モモ、お前が謝るなよ。
別にお前なにも悪くないだろ?」



蒼介さんが指先で涙を拭き取る。