獣系男子×子羊ちゃん

もう、無理…かもしれない。
情けないけど、もう無理だ…。


「そ、蒼介さん…」


制服のリボンに唇を近づけている
蒼介さんの肩をグッとつかむ。



「あの、蒼介さん。

ストーカー、すごく怖いし、
メールも気持ち悪くて。

でも、あの、私、
男の人とつきあったこととかなくて、

それで

蒼介さん、そーいうの慣れてるから、
なんとも思わないんだって
よく、わかってるんだけど、

その…

だから、こういうの、
ストーカーに見せるための
演技ってわかってるんだけど…


もう、あの…すごく恥ずかしくて…。

どうしたらいいのか、わからない…」



涙がこぼれそうになるのを
ぐっと我慢する。


こんなこと言いながら
泣きそうになっている自分が

恥ずかしくて

恥ずかしくて


いくらなんでも、高校生にもなって、

こんなことも我慢できないなんて、

それで泣きそうになってるなんて、



情けなさと 恥ずかしさで
顔をあげることができない。