幸せの花が咲く町で





帰りの電車の中で、いつものように智君からのメールが届いた。



『今までのこと、どうもありがとう。
かおりのおかげで自信が付いたよ。』



よくわからないメールだった。
いつもなら、今日はどうもありがとうだとか、今日は楽しかっただとかそういうことが書いてあるのに、そのメールはなにか違う。



『どういうこと?
自信って?』



次に返って来たのは、『( ´・ω・`)ノ』
という顔文字だけだった。



(なんだろう?)



よくわからなかったけど、あんまりしつこく聞くのもどうかと思い、ごく他愛ないお天気の話を送ってみたけど、返事はなかった。
智君は疲れていて、電車の中で眠ってしまうこともたまにあるみたいだったから、もしかしたら寝てしまったのかな?と思いながら返事を待っている間に、電車はうちの最寄駅に着いた。