*
その晩は、なかなか寝付けなかった。
いろんなことがありすぎて、そして、幸せ過ぎて……
生まれて初めてのキスを思い出すと、火を噴きそうに顔が火照った。
煌くイルミネーションの中での、まるで、ドラマみたいにロマンチックなキス……
あんなに別れが辛いと思ったことはなかった。
帰りの電車の中でも、何度も何度も智君とメールのやりとりをした。
智君は、今まで以上に熱い愛の言葉を送ってくれて、その上、私のことをくすぐったいくらいにほめてくれた。
他の乗客の手前、思わず頬が緩みそうになるのを私は必死で堪えた。
あんな人と結婚出来たらどれほど幸せだろう。
優しくて、気が利いていて、楽しくて……あんなにイケメンなのに、それを鼻にかけるどころか、自分がイケメンだってことにもあんまり気付いてないみたい。
私は、想像した。
真っ白なウェディングドレスをまとい、智君と愛を誓う結婚式の光景を……
職場の人はきっとびっくりするだろう。
びっくりどころじゃない。
妬まれるかもしれない……
こんな地味で目立たない私があんなに素敵な人と結婚したら、絶対に反感を買うはず。
なのに、それがなんとなく心地良くも思えた。
誰かに妬まれたことなんて、今までの私には一度もなかったことだもの。
そうだ……私もこれからはもっとおしゃれをして、綺麗にならないと……!
智君の同僚に私が見られた時に、智君が恥ずかしい想いをしないように。
幸い、貯金はまだあるから、次のデートまでにまた服を買いに行こう、
そうそう!靴やバッグも買わなくちゃ…!
私の頭の中は、幸せな予定で埋め尽くされた。
その晩は、なかなか寝付けなかった。
いろんなことがありすぎて、そして、幸せ過ぎて……
生まれて初めてのキスを思い出すと、火を噴きそうに顔が火照った。
煌くイルミネーションの中での、まるで、ドラマみたいにロマンチックなキス……
あんなに別れが辛いと思ったことはなかった。
帰りの電車の中でも、何度も何度も智君とメールのやりとりをした。
智君は、今まで以上に熱い愛の言葉を送ってくれて、その上、私のことをくすぐったいくらいにほめてくれた。
他の乗客の手前、思わず頬が緩みそうになるのを私は必死で堪えた。
あんな人と結婚出来たらどれほど幸せだろう。
優しくて、気が利いていて、楽しくて……あんなにイケメンなのに、それを鼻にかけるどころか、自分がイケメンだってことにもあんまり気付いてないみたい。
私は、想像した。
真っ白なウェディングドレスをまとい、智君と愛を誓う結婚式の光景を……
職場の人はきっとびっくりするだろう。
びっくりどころじゃない。
妬まれるかもしれない……
こんな地味で目立たない私があんなに素敵な人と結婚したら、絶対に反感を買うはず。
なのに、それがなんとなく心地良くも思えた。
誰かに妬まれたことなんて、今までの私には一度もなかったことだもの。
そうだ……私もこれからはもっとおしゃれをして、綺麗にならないと……!
智君の同僚に私が見られた時に、智君が恥ずかしい想いをしないように。
幸い、貯金はまだあるから、次のデートまでにまた服を買いに行こう、
そうそう!靴やバッグも買わなくちゃ…!
私の頭の中は、幸せな予定で埋め尽くされた。



