幸せの花が咲く町で





「ハハハハハ!」

「……なっちゃん、もういいかげんやめてよ。」

「だ、だって、三人ともその顔……!」



ちょうどピザが届いた頃、タイミング良くなっちゃんが帰宅した。
なっちゃんは、僕達の顔を見るなり、腹を抱えてずっと笑ってる。



「先に泣いたの、パパとおばちゃんだもん!
僕は一番最後だもん。」

なっちゃんに笑われたことが余程悔しいのか、小太郎はほっぺたを膨らませながら、なっちゃんを睨みつける。



「そうそう。
小太郎の言う通りだ。
パパが一番悪いんだ。
さ、とにかく今は食べよう。
お腹減っただろ?」



僕はそう言うと、ピザを大きな口で頬張って見せた。



恥ずかしかったのはもちろんだけど、なっちゃんに思いっきり笑われたことで、むしろ気持ちは晴れた。
妙に心配でもされたら、もっと恥ずかしいところだった。



ピザを食べ進むにつれて、小太郎の機嫌も回復し、いつも通りの夕食に戻った。
僕もどうやらずいぶんと空腹だったようで、サイドメニューの唐揚げやサラダも完食だった。



お腹が膨れると、まぶたは当然重くなる。
小太郎は風呂にも入らず、眠ってしまった。



そして、リビングには大人三人が残った。