助手席に乗った順一の顔が、サイドミラーを通して見える。
コイツ、やっぱり笑っている。チラチラと、ミラー越しに俺を見て、楽しんでいる。悪趣味なヤツ。
原因は、俺が頼まれもしないのに柄にもなく店を予約したことにあるだろう。
“友膳”は、まだ順一も連れて行ったことがない俺の隠れ家の一つだ。
だから、女の為のお洒落な店を想像しているだろうが、実際は違う。
順一のそれを知った時の顔を想像して頬を緩ませた。
「行くぞ」
タクシーを降りて茫然としている3人を引き連れ歩き出す。
「おい!ここ?」
「あぁ」
俺が返すと順一は女の手を取り、ついてきた。
「愛奈ちゃん、平気?」
順一が声をかけるのも無理はない。
コイツらに見えるのは、寺と墓地だろうから。
「大丈夫です」
引き攣った笑みを返した女にチラリと目をやり寺の境内をゆっくりと歩いた。
コイツ、やっぱり笑っている。チラチラと、ミラー越しに俺を見て、楽しんでいる。悪趣味なヤツ。
原因は、俺が頼まれもしないのに柄にもなく店を予約したことにあるだろう。
“友膳”は、まだ順一も連れて行ったことがない俺の隠れ家の一つだ。
だから、女の為のお洒落な店を想像しているだろうが、実際は違う。
順一のそれを知った時の顔を想像して頬を緩ませた。
「行くぞ」
タクシーを降りて茫然としている3人を引き連れ歩き出す。
「おい!ここ?」
「あぁ」
俺が返すと順一は女の手を取り、ついてきた。
「愛奈ちゃん、平気?」
順一が声をかけるのも無理はない。
コイツらに見えるのは、寺と墓地だろうから。
「大丈夫です」
引き攣った笑みを返した女にチラリと目をやり寺の境内をゆっくりと歩いた。

