いつものように僕は家から学校に向かう準備をする

もう夏…蒸し暑い日々が続く中

僕は一人苛々してた

だって暑いから…


汗かくし…ろくなことない

余計に蝉の根が苛々させた


ドアを開けて誰もいない部屋に

「行ってきます」

そう呟いて


階段を降りて少し遠い学校に向かう。


いつもと変わりない人


犬とか散歩しながらランニングしてるおじさん



「おはようございます」


「おおっ今日も早いね、頑張ってね」

そう挨拶を返してくれる見慣れた人たち


挨拶すれば

「いってらっしゃい」

なんて返してくれる


これが僕の朝の日常

何事もなく学校について


教室に向かう


何もかも平凡ずぎて嫌いなんだけど

そうも言ってられないのが事実というものだ

平凡だからこそ

いいのかもしれないなんて考え

今の僕には全く思い浮かびなんてしなかった。


自分の席について鞄からいつもの小説をだして


静かに本を捲る

これも日常に欠かせない一つだ


そして…



また溜息をつく




つまらないと