ところ変わって、新選組の屯所。





捕縛されてから、古高は幹部によって拷問にかけられていた。


しかし本名を名乗る以外、全く口を開こうとしない古高を前に、遂に土方が動き出した。





土「新八、五寸釘と蝋燭を持ってこい。俺が直々に拷問してやる。」


新「お、おぅ………」





土方が拷問に登場するなど滅多にないこと。


よって、屯所内には直ぐに噂が広まった。





そして、土方が拷問を始めて四半刻後。


土方は、血塗れの汗だくで古高を拷問していた蔵から出てきた。





土「近藤さん、古高が吐いたぞ。直ぐに幹部を集めてくれ。」


近「おぅ、分かった!!」