(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜

「ハア…。」



あれから、1時間…。



デートに誘うことも。
女子力アピールすることも。




なーんにも出来なかった。




自分がこれほどヘタレだったなんて。




4日後にはもう中体連なのだ。




アピールできる日なんて限られてるのに…。




何か重いものが肩にのしかかり、炎天下の道路をのたのたと歩いていた。



ポジティブに考えようとしても、すぐにため息が出てしまう。



恋ってめんどくさいものなんだね。



知らなかった。