(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜

「うざいってなによ、私はあんたのせいで」



「だから訳わかんないっつの」



「だーあーかーらー」


ため息をつきかけた時、冷たく鋭い視線が刺さっているような気がして、思わず振り返った。



それは…。



黒い笑みを浮かべた蓮先輩だった。



《なんで喧嘩してんのかな》



アイコンタクトで送られてきた


気がするセリフ。



《私だって頑張りたいんですっ!》



涙目になりながら必死に蓮先輩にメッセージを送る。



《じゃあ誘えよ?このヘタレがっ!》



冷たい蓮先輩の目に今度は涙が溢れそうになる。



「お前、何蓮さんと見つめあってんだよ?」




「「ハアアアアアァァ!?」」




海斗の言葉に私と蓮先輩は声を揃えて叫んだ。



あーもう、全然上手くいかないよ