(完)ずっと君といれるなら 〜 別れ 〜

「え…?」


目を丸くした海斗が呟いた。
そんな海斗は気にせず、続けた。


「私、いつの間にか、海斗が好きになってた。意地悪で、ナルシストで、ちょっかいばっかかけてくるけど。」

「おい。」


好きと言いながら、躊躇せず文句を言う私に、海斗は浅く苦笑いをした。


だけど、その顔は少し強張っていた。