空の彼方




* * *



「るい、最近どうしたの?



マネージャーの仕事はきっちりやってるけど、ボーっとしてること多いよね?」



この数日間、窓を開けに行くのを避けて目についた違う準備をするようにしていた。



でも……こんなことし続けても何にも変わらないし、解決だってしない。



こうしてウジウジしてたって結局やることは1つだけだ。



「最近、考え事をしててね、でももう答えが決まったから大丈夫。



気にかけてくれてありがとね」



「良かった。でも何かあったらいつでも頼ってね!



溜め込んじゃだめだからね!」



わたしはコクンと大きく頷いた。



近いうちに必ず彼に言ってみようと決めて。



そして、わたしは今は聞かないでくれた詩織に心の中でそっと“ありがとう”と言った。



その後にちゃんと落ち着いたら必ず言うからねと付け足して……。