空の彼方




中学の時の俺だったら、それを聞いただけで単純に喜ぶだろうけど



今の俺はなんとも……思わない。



「サッカーも今はバスケも……正直興味ないです」



バスケも興味がないと言う時、すごく胸が痛かった。



バスケが好きだと素直に答えたいのに



今できないんじゃ言ったってしょうがねぇじゃないかと心の中で



二人の俺が葛藤しあって……そして勝ったのが後者の方だった。



「そうか、残念だな。



って言っても、一番残念なのはこんな大会中に怪我なんかした俺だけど」



少し日に焼けて小麦色の肌をした彼は俺との雰囲気を良くするために無理して笑っていた。