望月くんはゆっくりわたしの目の前まで歩いて来て わたしの両手を顔から強引に外した。 「俺は……早瀬にバスケをもう一度誘ってくれたこと 本当に感謝してる」 「そんなわけない! 望月くんが気を遣う必要なんてないよ! ……わたしが望月くんの選手生命を完全に終わらせちゃったんだよ」 冷静にそう言う望月くんにわたしは嗚咽を我慢して対抗するように答えた。 また泣き出すわたしに望月くんは『いいから落ち着けっ!』と言って望月くんはわたしを腕の中に閉じ込めた。