空の彼方




でも彼の顔を見つめると、いつになっても冗談だよと言いそうな素振りもなく、だけど落ち込んでる訳でもなく



至って、表情も変えることなく冷静だった。



そして彼は右足を攻めるかのように冷たい目で見つめていて……。



「おい、別にあんたが落ち込むことじゃねぇだろ?



なに真に受けてるんだよ?」



何にも返事をしないわたしに、この状況に気付いた望月くんは焦りながら声を掛けてくる。




「お、落ち込んでなんかないよ。



ただ……ただ話を聞いてびっくりした……だけ」



本当は軽いノリで男バスに勧誘しようと思ったのに、こんなことを聞くことになるなんて……



わたしにはあまりにも衝撃的すぎた。