From 望月彼方
「また君に会うことになるとはね。
たしかにあんだけ痛みに我慢してやるなら、高校生になってもやりそうな気はするけど」
「俺もできれば……もう先生には会いたくなかったです」
そう言うと「彼方!」と横にいる母さんにピシャリと言われた。
試合会場から試合を観に来ていた両親に送ってもらって病院まで来た。
鎮痛剤を打ってもらって、処置をしてもらうと普通に話せるほどになった俺は
処置室のベッドに座って先生と話している。
「それで?痛みが出てからのこと全部話して」
と先生に言われて、俺は痛みが出始めた合宿最終日の時から順を追って話した。
その前から毎日アイシングをしたり、ジャンパー膝予防のストレッチをしていたことも含めて。

