わたしはその言葉を聞くと、望月くんのところに急いで向かった。
「おい!望月大丈夫か?」
「しっかりしろ!どこが痛いんだ?」
と心配する中、わたしは先輩達を掻き分けて望月くんの前に行った。
「望月くん……ごめんね。
膝痛いの気付いてあげられなくてごめんね」
とわたしは涙が溢れそうになるのを必死に我慢しながら言った。
するとそばにいた先輩達と先生はびっくりした表情を浮かべる。
「坂田、お前は中田にアップするように伝えておけ」
「はい!」
返事をしてベンチに走っていた坂田先輩。
その瞬間、もう望月くんは試合に出れないことを悟って我慢していた涙は止まることなく流れだした。

