その後も相手にゴールを決められながらもこっちもゴールを決めて
第2クォーターも残り3分を切った時のことだった。
望月くんは坂田先輩からパスをもらって、スリーポイントのラインの近くから踏み込んでシュートを放った。
―シュッ
スリーポイントのシュートが決まって歓声がわーっと上がる中……
望月くんが床に倒れたのだ。
「え……望月くんっ!」
わたしはベンチから大きな声で望月くんに向かって叫ぶ。
だけど彼は床に倒れたまま膝を押さえている。
望月くんの状況に気付いた他のメンバーの4人は駆け寄っていて
相馬先生も立ち上がらない望月くんを見て無理だと判断したのかレフリーに
「タイム!」
と言っていた。

