それからも朝から晩までの合宿は12日間続いた。
徐々にみんなの疲れは増してるのが日に日に感じられたけど、
相馬先生の前でそんな顔をしたらもっとメニューを増やされちゃうし
お前らが辛いと感じている練習を冬の大会に出る学校は普通にこなしてるんだから負けんなよ!
とずっと相馬先生は繰り返しみんなに言っていて
その言葉がみんなが練習を途中で抜け出さずに頑張れる力だったんだと思う。
そんな中でも練習が終わったらみんなで学校を歩きながら肝試しをして、学校にお化けがいないか確かめに行ったりする日もあって
この合宿を通して特に合宿組の部員たちとは仲良くなれた気がした。
そんなお盆までの合宿も今日で最終日。

