空の彼方





「は?全然聞こえねぇんだけど。ていうか、こっち向けよ」



とわたしの肩に手を載せた望月くん。



だけどわたしは全力でフルフルと首を横に振る。



やっぱり恥ずかしくて言えないよ。



「だったらなんだよ」



わたしはだんだん熱くなってきた顏を両手で覆った。



なんかこの空気的に言わなきゃいけない状況になってるし。



えーい!もうどうにでもなれ!と投げやりになったわたしは勢いに任せて言った。



「玉ねぎいっぱい切ってたら目が痛くて涙が出てきて……



そしたらこうなったの!!」



自分では鏡見てないからどんな顔してるのか分からないけど……。