空の彼方




「そうだよ!わたしはこれを望月くんに渡すために来たの!



はいっ!」



ジャージのポケットの中に入れていたアイシングシートを望月くんに渡した。



実はスーパーで買った後に隣にある薬局で買ったもの。



詩織にはバレないようにお会計をお願いして、『テーピングもうないから買ってくる!』って言って買いに行ったんだ。



だから詩織にはアイシングシートも一緒に買ったのはバレてないはず。



「何これ?湿布?」



望月くんは箱を自分に近づけて外に書いてある説明を読んでいた。



「それは、アイシングシート。いつもみたいに部活後にアイシングできればいいけど



常にみんないるしバレちゃうかな?って思って。



だからって怠ってそのままにして悪化しちゃったら嫌だから




それは寝る前にどうにかして絶対に!貼ってね!」