空の彼方




体育館に着くと、「ラストー!」という坂田先輩の言葉が聞こえた。



その瞬間、ボールは一気に動き出す。



パスが回って、ゴールに向かってドリブルをし出す。



だけど、そのボールは途中で他の手に渡って逆方向に進む。



それと同時に足音も速くなっていって、キュッキュッと床を擦るバッシュの音もいっぱいになる。



そしてボールはそのまま弧を描くようにゴールの中に入って行った。



「よし!じゃあ午後練はここまで!



夕食までダウンしとけ!」



「「はい!」」



練習が終わってみんなは輪になって各自でストレッチをし始めたので、わたしもバッシュを履いて体育館に入った。



みんなの表情を見ると少し疲れてそうな感じはするけど、練習が終わってホッとしているようだ。