「わかったなら、女連れてとっとと帰れば? 母さんも父さんも今日は夜勤で帰ってこねぇし」 輝は気が回る。 舞の状況を見て判断してくれたらしい。 「舞、家で話すから帰ろう」 無言で頷いた彼女の目からは ポタリと涙が零れた。 「かえ、る」 嫌がるかと思ったが手を握り返してくれた。 来た玄関を辿り、 馬鹿でかい門にある車に乗って 「輝、ありがとな」 感謝とともに家を去った。 渉side 終