「擦ると目、赤くなっちゃうよ…?」
「知らない。芽留、明日学校休む」
「ダメだよ…」
「…芽留いないと寂しい?」
「うん…」
頷けば、クッションに顔を押さえ付けて芽留ちゃんは声を上げて泣き出した。
「ふうっ…うう、
めっ、めるのこと、ひっ、必要としてくれてるんだっ、ひっ、く」
「…友達だもん」
「っめるも、ばかだから!
…っだ、からぁっ、
さあやちゃんの恋、じょーずに、応援できない…っ」
「…っん」
「ごめ゙ん、ごめんね゙っ」
大声で泣く芽留ちゃんをギュッと抱き締めて鼻を啜る。
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