【続】俺を嫌いになればいい。






その潤んだ目を見て、眉間に皺が寄る。



こんな顔、させたいわけじゃないのに。



わたしなんかの事で傷付いてくれる皆には、申し訳ないと思った。



でも、



それでもわたしは、忘れられない。



痛む耳が、答えを教えてくれる。