【続】俺を嫌いになればいい。






「…もう少しね、信じてみようと思ったの」





口から離したマグカップをギュッと握る。





「…でも、無駄だった」





フッと嗤笑すれば、芽留ちゃんはぬいぐるみを押し潰すように抱き抱えた。