「でも紗絢ちゃんは何でひろが犯人だと思ったの?」 芽留ちゃんの言葉にギクリとしたわたしは、影で盗み聞く彼をチラッと見る。 わたしの目線を追う皆の目に映るのは、顔面蒼白の彼。 「だ、だって杉浦君が…」 「「「「…」」」」 一瞬にして静まり返った空気。 廊下の騒がしさが遠くに聞こえるほど、周囲の空気が冷たい。