飛鳥に嫌がらせをする人が彼だなんて信じ難い。 疑いたくない、嘘だと言って。 縋るように杉浦君を見つめれば彼もまた、真剣にわたしを見据えていた。 息を呑んだとき、その血色の悪い唇が開かれた。 「――――犯人は廣木樹、キミの友人だ」