「…だがコイツだけは譲らない」 低く低く、唸る声。 少し怖くなって指先が震えたけど髪を撫でるその手があまりにも優しくて震えは少しずつ止まった。 「…好きなら奪ってみろよ」 挑発するように嘲笑う飛鳥。 だけど奪われる気なんて毛頭ないようで余裕のある態度だった。