小首を傾げていれば、飛鳥はわたしをチラッと見てきた。 それを目にした智輝君は大袈裟に溜め息をつく。 「なるほどな。紗絢ちゃんと一緒のクラスになりたいわけね」 「…」 プイッとソッポを向く飛鳥は何も言わないけど、智輝君の言う通りらしい。 それが嬉しくなって裾をくいくいと引っ張る。 無表情で見下ろしてくる飛鳥を上目遣いで見上げた。