わたしはと言うと、自分の名前をまだ見付けられていない。もしかしたら100位以内に入ってないのかもしれない。



前回は22位だったからと落ち込んでいれば坂野さんの叫び声が聞こえた。





「さ、紗絢ちゃん!や、ヤバいよ!紗絢ちゃんの名前が…!」

「あ、わたしは無かったよ…」

「何言ってるの!紗絢ちゃんの名前ならあるよ!あそこに!」






興奮気味に坂野さんが指差したところは、更に上だった。



ズラッと並んだ成績優秀者。



10位から上は殆んどお馴染みの面々。