【続】俺を嫌いになればいい。






「だ、だってなんか想像と違うんだもん!もっと“女が主食の鬼”をイメージしてたのにまさか紗絢ちゃん一筋のヘタレだったなんて!

もう芽留怖くない!」

「…お前謝りに来たんじゃねえのかよ」

「ごもっともだ、芽留がごめんね」





訪問者のもう一人は廣木君だった。



芽留ちゃんを睨む飛鳥を宥める廣木君は、保護者のようだ。