唇が触れるか触れないかの距離に差し掛かったとき、先程どこかに行ってしまった智輝君の声が邪魔をした。 「はいは〜い。やっと痴話喧嘩終わったと思ったら何おバカなこと言ってんのかな?飛鳥クンは」 「…お前、」 「いやぁ。こんな長くバカらしい喧嘩は初めて見たわ。しかも喧嘩の理由がバカップルさ丸出しで聞いてるこっちが恥ずい」 鳥肌が立ったのか腕を擦る。