【続】俺を嫌いになればいい。






「…重症だって、聞いた」

「あ?」

「…智輝君から、死にそうだって聞いた」





傍にあった椅子に座りながら、そう呟く。



思った以上に、と言うより、死にかけとは思えないくらいピンピンしてる飛鳥は『チッ、アイツ…』とぼやいた。