「えっと…」 「蜂の子君のお見舞い?」 「は、い…」 「蜂の子君ったら頭数針縫って沢山肋骨を骨折してるのにも関わらず点滴をとって暴れるのよ」 「…」 「あら?蜂の子君ったら急に大人しくなったわね。ガールフレンドなのかしら。なら貴女にこの子は任せるわ」 行くわよ!と看護婦さんを引き連れて去っていく貴婦人主任。 わたしはただ茫然とその後ろ背を見届ける。 スゴいインパクトだった…。