「…名前とか聞いてないし」 「ん?ま、一応な。いきなりこの子を奪うとなっちゃ、名前くらい名乗っておかねえと」 「え、」 「は?」 ポカンとするわたしと廣木君。 ニコニコする智輝君はわたしの手首を掴んで踵を返そうとする。