【続】俺を嫌いになればいい。






寂しさのあまり人肌が恋しいわたしは、廣木君の背中に手を回そうとした―――そのとき、肩を掴まれた。



そしてそのまま引っ張られて廣木君から離される。





「っきゃ!」





いきなりのことで後ろに傾き、頭から地面にぶつかりそうになった。



次に来る衝動に目を瞑ったものの痛みに襲われる事は無く、ポスッという音がしただけ。